計測システム研究会2016
~大強度・高輝度ビーム利用実験での計測システム開発現状と今後の展開~
最終参加者数 84名(2016年10月14日 18:00)
事前参加申込者数 70名(2016年10月11日 14:06)、多数の参加申し込みありがとうございます。
趣旨
大強度・高輝度ビーム利用実験の装置開発について議論する研究会で2回目の開催です(第一回についてはこちらを参照してください)。
議論の機会が少ない、様々な分野で活躍する装置開発者を一堂に会し装置開発の現状と今後の展開について議論することで、情報交換にとどまることなく連携活動のきっかけになることを開催の目的としています。
本研究会の特長:
- 大強度・高輝度利用実験および大強度・高輝度ビーム制御監視の装置開発に焦点を合わせた研究会、
- 実験対象分野などは不問(実験分野が異なっても装置開発の観点では類似の技術が使用されていることは珍しくない)
- 議論対象として、現状報告のみでなく、将来展望や将来浮上すると思われる問題も含む
対象分野:
- 科学実験用計測・測定システム
- システムインテグレーション
- システム制御技術
- 検出器・計測技術
- 読み出し装置技術
- ソフトウエア実装技術
- ハードウエア実装技術
- 装置・技術保守
- 将来を見据えての新技術開発提案
素粒子原子核実験、物性実験、加速器制御など大強度・高輝度ビーム利用を目的とした装置開発に興味を持つ多くの開発者の参加をお願いいたします。
背景
ATLASアップグレード、Super-KEKB、J-PARCに代表される大強度・高輝度ビーム利用実験が計画され実施されており、新しい大強度・高輝度実験に対応するため各実験グループが装置開発を精力的に進めています。
今までにない大強度・高輝度に対応するために装置開発が精力的に進められていますが、各グループの連携や情報共有を活性化することで、より効率的かつ効果的に装置開発を進める事ができると考えます。しかしながら、普段は研究目的であるサイエンスの分野内で議論する事はあっても分野を超えて装置開発について議論する機会は少ないのが現状です。そこで、大強度・高輝度ビーム利用実験を軸に装置開発の現状や問題点などを議論していただくことで周辺分野間の議論を深めるきっかけを作ることを目的に本研究会を企画しました。
開催日時・場所
- 日時: 2016年10月13日(木)および14日(金)
- 10/13(木) 10:00 - 18:00
- 受付9:30から
- 懇親会18:00-19:30、希望者のみ
- 10/14(金) 9:30 - 18:00
- 10/13(木) 10:00 - 18:00
- 場所: KEK東海キャンパス 東海1号館 116室
- 参加費:無料
- 旅費: 2-3名の講演者に対して支援を行います。希望する方は申込み時にコメント欄に「旅費支援希望」と書いてください。
- 主催: Open-It、KEKエレクトロニクスシステムグループ (Esys)、J-PARCセンター
- 後援: KEK加速器科学総合支援事業
- 世話人:味村周平(大阪大)、内田智久(KEK,IPNS)、小沢恭一郎(KEK,IPNS)、岸本俊二(KEK IMSS、放射光)、小嶋健児(KEK IMSS、ミュオン)、坂下健(KEK IPNS)、佐藤節夫(KEK IMSS、中性子)、菅谷頼仁(大阪大)、曽山和彦(JAEA 物質・生命科学)、田村裕和(東北大)、東城順治(九州大)、戸本誠(名古屋大)、橋本義徳(KEK ACCL)、早戸良成(東大ICRR)、三原智(KEK IPNS)、三部勉(KEK IPNS)、三輪浩司(東北大)
参加申し込み
参加資格等の制限はありません。本研究会に興味ある方ならどなたでも参加する事が出来ます。
講演および事前参加申し込み期間
- 講演申し込みに関して:講演数上限になりましたので締め切りました(2016年9月29日)
- 講演時間は発表20分+質問5分(合計25分)です。
- 上限講演数に達した場合は申し込み受付を終了させていただきます
- 参加のみの申し込みに関して:2016年10月10日まで
- 当日参加もできますが、名札を作成しますので事前申し込みにご協力ください
補足および注意事項
- KEK東海ドミトリー宿泊について
- ドミトリー宿泊受付は10/10までとします。10/11以降は各自で予約をお願いします。
- 研究会参加者はKEK東海ドミトリーを利用する事ができます。
- ドミトリーの詳細はこちらから
- 利用する方は申請時に宿泊希望日にチェックを入れてください。各人が宿泊申請する必要ありません。研究会事務局から一括予約します。ただし、下のKEKユーザー登録が必要です。
- ドミトリー利用にはKEKユーザー登録が必要です。承認に時間がかかりますので登録する方は参加申し込み後にユーザー登録を速やかに行ってください。
- ユーザー登録・用務登録の方法はこちらから、
- KEKユーザー登録はつくばキャンパス、東海キャンパスで共通です。既にどちらかに登録されている方は用務登録をお願いします。
- 研究会用に20室確保してあります。申し込み順に予約を入れますので宿泊を希望する方は早めに申請をお願いいたします。
- KEKつくばドミトリー宿泊について
- KEKつくばドミトリーへの宿泊を希望される方は各自での申請をお願いします。
- 開催時の食事について
- 周辺食堂情報はこちらへ(地図中のUsers officeの隣の建物が研究会場ですが地図上は同じと考えてください)
- 懇親会について
- 初日10/13の夕方18時から会場隣の部屋で懇親会を開催します。
- 会費は4,000円(学生以外)、2,000円(学生)の予定です。
- 参加希望の方は申込フォームの参加希望欄にチェックを入れてください。
- 現時点での懇親会の献立はこちら
***** 事前参加申し込みは終了しました。当日参加できますので申し込みしていない方は会場で申し込んでください。 *******
参加に際して連絡・注意事項
- 無線LAN
- 会場でゲスト用無線LANが使用できます。設定方法などの設定方法の説明書は会場で配布します。
- 受付
- 10月13日
- 受け付けは9:30から10:00です。受付で名札を受け取ってください。また、懇親会費用なども受付で支払ってください。
- 10月13日10時以降
- 受付机に示されている指示に従って名札等を受け取り会場に入室してください。
- 10月13日
プログラム
講演時間は発表20分+質問5分(合計25分)です。
プログラムはこちらから
予定講演(申し込み順):2016年10月3日現在
仮タイトルですので講演内容は変更になることがあります
- 開会の挨拶、J-PARCセンター長 齊藤直人
- 閉会の挨拶、J-PARC 素粒子原子核ディビジョン長 / KEK IPNS副所長 小林隆
- 佐藤健一郎(J-PARC加速器)、J-PARC MR 新BLM信号処理システムについて
- 畠山衆一郎(J-PARC加速器)、J-PARC RCS MWPM信号読出系の開発
- 竹馬匠泰(東京大物理専攻)、WAGASCI実験の信号読み出しシステムの開発
- 西村昇一郎(東京大学物理専攻)、J-PARC muon g-2/EDM実験:シリコンストリップ検出器の性能評価
- Joseph Don Parker (CROSS-Tokai)、Development of a counting-type neutron imaging detector for energy-resolved imaging at J-PARC/MLF
- 雨宮健太(KEK物構研)、KEKにおける次期光源計画「KEK放射光」と計測システムに対する期待
- 小嶋健児(KEK物構研)、J-PARC MLF 汎用ミュオンスピン緩和分光器ARTEMISの開発(検出器~データサーバまで)
- 神田 聡太郎(東京大学物理専攻)、大強度パルスミューオンビームを用いた精密測定実験のための検出器開発とMuSEUM実験における運用
- 宍戸寛明(大阪府立大学大学院工学研究科)、超伝導中性子検出器によるイメージングのためのKalliope-DC処理系
- 本多良太郎(大阪大学物理学専攻)、J-PARC二次ビームライン高強度化に向けたFront-end electronicsの開発状況
- 大下英敏(KEK物構研)、J-PARC MLF中性子ビームモニターのオンラインシステム
- 上野一樹(KEK素核研)、COMET実験における計測システム開発
- 金子純一(北海道大学大学院工学研究院)、北海道大学におけるダイヤモンド放射線検出器開発の現状
- 中沢遊(大阪大学物理学専攻)、COMET実験における計測システムの放射線対策
- 赤塚駿一(京都大学大学院素粒子物理学研究室)、ATLAS実験Run-2におけるノイズバースト判定回路およびRun-3におけるトリガー判定回路の開発
- 高橋智則(大阪大学RCNP)、J-PARC high-pにおける次世代高速DAQシステムの開発
- 仲吉一男(KEK素核研)、ニュートリノビームライン制御システムのアップグレード
- 濱田幸司(KEKミュオングループ)、汎用ビームラインチューニングシステムForTuneによる負ミュオンチューニング
- 大谷将士(KEK IPNS)、ミューオンg-2精密測定にむけたミューオン線型加速器の開発
- 佐藤 優太郎(KEK素核研)、J-PARC muon g-2/EDM実験:シリコンストリップセンサー用読み出しASICの開発
- 浅野秀光(大阪大学RCNP)、チャームバリオン分光実験における高速トラッキング検出器の開発
- 永井遼(お茶の水女子大学 お茶大アカデミック・プロダクション)、LHC-ATLAS実験アップグレードのための試験用ピクセル検出器高速読み出しシステムの開発
- 水越健太(名古屋大学大学院理学研究科高エネルギー物理学研究室)、高輝度LHC-ATLAS実験で用いる粒子検出器フロントエンド回路開発およびフラッシュメモリFPGAの放射線耐性試験
- 五十嵐 洋一(KEK 素核研)、J-PARC E36 実験 DAQ の計画と実際
- 伊藤崇芳(総合科学研究機構 中性子科学センター)、J-PARC MLF中性子ビームラインでの実験データ収集システム
- 岩井瑛人(ミシガン大学 Spitz研)、J-PARC/MLFにおけるステライルニュートリノ探索
- 佐甲博之(日本原子力研究開発機構・先端基礎研究センター)、J-PARC重イオン計画に向けたALICE-O2への参加
- 武市泰男(KEK物質研)、PFにおける走査型透過X線顕微鏡の開発と将来展望
- 久保木浩功(KEK加速器)、新BPMC試作機の前段信号減衰器における発熱試験
- 岡田信二(理化学研究所)、ハドロンビーム環境下における超伝導X線検出器の性能評価
以上