Outline
目的・方針
- コースの目的:本コース受講後、ASIC製作フローに関する必要最低限の知識と技術が習得でき、今後ASICを製作できるようにする。
- コースの方針:本コースでは、実習形式でトランジスタ, 増幅回路, 信号処理を理解します。その中で、DC解析, AC解析, トランジェント解析, ノイズ解析, コーナーパラメータを使用した評価方法を習得します。
1日目
到達目標:DC,AC,トランジション解析が行えるようになる。トランジスタの動作とASICを構成するいくつかの基本要素を理解する。簡単な増幅回路をデザインし、特性をシミュレーションにより理解する。
- ソース接地回路(DC解析になれる)
- インバーター回路(トランジェント解析になれる)
- 電流源、ミラー回路
- ソースフォロワ(AC解析になれる)
2日目
到達目標:放射線計測用信号処理方法をシミュレーションによって理解する。ノイズ解析になれ、S/Nの定量的な評価ができるようにする。レイアウトの理解を見据えて、半導体プロセス及び素子の構造を理解する。
- シングルエンド増幅回路
- 差動増幅回路(コーナーパラメータ解析を知る)
- 信号処理(ポールゼロ、ローパスフィルター)
- 放射線計測用フロントエンド(ノイズ解析になれる)
3日目
到達目標:レイアウト及び検証の一連の流れを理解する。
- 半導体プロセス概要及び素子構造
- レイアウト実習
- DRC実習
- LVS実習