FPGA中級トレーニングコース2021@総研大(KEK)
登録54名!
たくさんの方々のご参加ありがとうございます。
開催趣旨
本セミナーは初心者向けのFPGAトレーニングコースと物理実験で利用されているFPGA回路技術の間に存在する壁を超えるために、FPGAをより良く使う方法を習得することを目的としたセミナーです。
Xilinx FPGAの機能を理解し、受講者が実験で必要な処理を実装できるようになる事を目指します。
受講対象者として各実験プロジェクトにおいて1年程度FPGA回路開発に従事した経験のある学生を対象としています。 特に物理実験系に所属する学生を受講対象としていますが他の分野の学生や若手研究者の参加も歓迎いたします。
全くの初心者やFPGAトレーニングコースを受講して間もない方の受講は想定しておりません。
開催趣旨は初心者向けのFPGAトレーニングコースと同様であり、(1)デジタル回路設計に関する知識と、(2)FPGAへの実装方法、のうち後者を習得することです。
演算処理の原理は書籍や論文を読むことで理解することが可能ですが、特定のFPGAへ実装する際にはFPGAの内蔵機能について良く知っている必要があります。
Xilinx社が提供するユーザーガイドはFPGAを始めて1年程度の者には難解であり、なおかつ文章量も少なくありません。この事が学習コストが高くFPGAが難しいと言われる理由の1つです。
そこで本セミナーではFPGAトレーニングコースと実際の回路開発の現場との間にあるギャップの解消を目的とし、Xilinx FPGAの内蔵機能について座学と演習を通じて学びます。
実習で使用するFPGAはXilinx社Kintex-7シリーズ、使用HDLはVerilog-HDLおよびVHDL、開発ツールはXilinx社Vivado WebPACKです。
【注】テキストのみの配布について:
本トレーニングコースのテキストは実習内容を説明するための利用のみを想定しており、テキストのみで学習することは想定していません。テキストのみ配布し誤解を招くことは主催者の意図に反しますので配布は行っておりません。
概要
- 対象:1年以上FPGA回路開発に携わっている総研大生、他大学(院)生、研究員、教員、技術職員など
- 初めての開催であることと、完全オンラインで演習課題を取り扱わない事から、今年度に限り前提知識レベルを問わない事にいたします。初心者向けの講義内容ではないのでその点はご了承ください。
- 日程:2022年1月27日(月)~ 1月28日(火)(2日間)、9:30-17:30
- 場所:Zoomによるオンラインセミナー
- 募集人数:今年度に限り定員を設けません
- 使用言語:日本語
- 受講料:無料
- 申込受付期間: 2021年 12月 10日(木)から 1月 17日(月)まで
- 主催:総合研究大学院大学(高エネルギー加速器科学研究科)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)
- 後援: Open-It
- 世話人:本多良太郎(KEK素核研)*お問い合わせは rhonda at_mark post.kek.jpまでお願いいたします。
受付を終了しました。沢山の申し込みありがとうございます。
詳細
- 講師:本多 良太郎 (総研大・KEK)
- 実習で使用するFPGAは、Xilinx社 Kintex-7シリーズ、使用HDLはVerilog-HDLとVHDL、開発ツールはXilinx社Vivado WebPACKです。
- 本年度は演習課題は設定いたしません。
プログラム
- 1日目 1月27日(木) 9:30-17:30
- 9:30-10:00 はじめに
- 10:00-12:00 Xilinx FPGAの構造
- 12:00-13:00 お昼休み(60分)
- 13:00-14:30 四則演算
- 14:40-16:10 IOSERDES
- 16:20-17:00 メモリリソース その1
- 2日目 1月28日(金) 9:30-17:30
- 9:30-10:30 メモリリソース その2
- 10:40-12:00 GT(X) トランシーバ その1
- 12:00-13:00 お昼休み(60分)
- 13:00-14:30 GT(X) トランシーバ その2
- 14:40-16:10 制約とよくあるトラブル その1
- 16:20-17:00 制約とよくあるトラブル その2
取り扱う内容は上記の通りですが、 時間割は変更となる可能性があります。
テキスト
セミナーの1週間前をめどにアップロードいたします。アンケート
受講者の方々は以下からアンケートにご回答ください。
アンケート入り口(ID/パスワード入力が必要です)
中級トレーニングコースは2022年度より演習課題を設け3日間の集中講義形式となります。
取り扱う技術内容の選定を行いたいため是非ともアンケートにご協力ください。