計測システム研究会@函館アリーナ
プログラム公開しました。(2017年9月28日 10:00)
事前参加申し込み受け付け終了しました。(2017年9月26日10:15)
申し込み時にエラーになる障害を修正しました。(2017年9月20日 10:30)
講演受付終了しました。(2017年9月19日)
講演・参加申し込み受け付け始めました。(2017年9月4日 10:40)
今回はOpen-It若手の会と合同開催です。東京大学 坂本先生の特別講演も予定されていますので多くの方の参加をお願いいたします。
趣旨・目的
実験・観測に用いられる多くの計測システムは目的に特化して開発されるため全体を他の分野にそのまま応用されることは少ないと思いますが、その中に他の計測システムで用いられている要素技術を見つけることは難しくありません。また、システム構成や信号処理手法などの設計概念は他の分野に応用できる事例が多数あります。
しかし、多くの計測システム装置開発者が参加する研究会は実験対象であるサイエンスについて議論する場であるため、実験・観測対象が異なるグループの計測システム開発に関する情報を得たり議論する機会が少ないのが現状です。
- システムインテグレーション技術
- エレクトロニクス技術(回路技術、実装技術、ソフトウエア技術)
- 検出器技術
- 加速器制御・モニター技術
- 極限環境対応技術(極高・低温、高放射線、真空環境対応など)
- 装置・技術保守
- 計測技術教育
- 遭遇した問題とその解決方法
- 直面している問題と現在の状況
- 新しい開発方法や技術提案
- 開発した技術の共同利用提案
- 2016年度 計測システム研究会@J-PARC(加速器科学分野)
- 2015年度 計測システム研究会@RCNP
- 2014年度 計測システム研究会@J-PARC(加速器科学分野)
- 2013年度 計測システム研究会@核融合研
- 2012年度 計測システム研究会@東京大学
開催日時・場所
- 日時: 2017年10月2日(月)から4日(水)
- 10/2(月)9:30 - 18:00
- 10/3(火)9:30 - 17:00
- 15:00- 特別講演 坂本宏(東京大学ICEPP)「ディジタルエレクトロニクスの50年を振り返る」
- 18:00- 懇親会(希望者のみ)
- 10/4(水) 9:00 - 12:00、Open-It若手の会企画合同開催「基板づくり実習」
- 場所: 函館アリーナ 会議場
- アクセスなどの情報はこちらから
- 参加費:無料
- 旅費: 少数ですが講演希望者を対象に希望する方に支給します。詳細は「参加申し込み」を参照してください。
- 主催: Open-It
- 後援: KEK加速器科学総合支援事業
- 世話人:池野正弘(KEK Esys)、内田智久(KEK/J-PARC Esys)、庄子正剛(KEK Esys/Open-It若手の会)、千代浩司(KEK/J-PARC Esys)、中澤美季(神戸大学/Open-It若手の会)、安田浩昌(東京大学/Open-It若手の会)
参加申し込み
事前参加申し込み受け付け終了しました
事前参加申し込みしていない方も参加可能ですので当日会場まで直接いらしてください。
- 参加資格
- 参加資格等の制限はありません。
- 本研究会に興味ある方ならどなたでも参加する事が出来ます(企業の方も参加できます)。
- 宿泊について
- 斡旋等は行っていません。各自で手配お願いします。
疑問、質問はメールで件名に「計測システム研究会」を含めてosc-mgrs[アットマーク]ml.post.kek.jpまでお願いします。
プログラム
印刷用プログラムはこちら
特別講演 坂本宏(東京大学ICEPP)「ディジタルエレクトロニクスの50年を振り返る」
- 日時:2017年10月3日 15:00から
- 概要:SN74シリーズTTL論理回路がリリースされたのが1966年。その頃私はまだ中学生でした。最初に普及したマイクロプロセッサIntel 8080のリリースは1974年。その頃から今日まで、原子核・素粒子実験のためのディジタルエレクトロニクスと関わってきました。その間にこの技術は大きく進展します。その中で華やかな成功を納めた物もあれば、悲しい結末を迎えた物もあります。退職を機会にその歴史を振り返ることで、若い人たちがより高みを目指すために役に立つ「ものの見方」のヒントになれば良いなと思います。
- 講演資料(閲覧するためにはIDが必要です)
- 著作権はすべて坂本先生に属します。参加者以外の方に見せる場合は事前に坂本さん先生の許可を得てください。
- 講演資料
- 講演画像
一般講演
- 2017年10月2日(月)
- 座長:内田智久(KEK/J-PARC Esys)
- 10:00 - 「計測システム研究会開会のあいさつ」内田智久(KEK/J-PARC Esys)
- 10:10 - 「RIBF-SPiRIT実験システムの開発」磯部忠昭(理化学研究所)
- 10:50 - 「SoCを用いたフィールド計測」武多昭道(東京大学地震研究所)
- 座長:岸本 俊二(KEK 物構研)
- 12:50 - 「Artix7によるddr制御」佐藤節夫(KEK IMSS)
- 13:20 - 「J-PARC MLF NOVAにおけるDAQ用計算環境構築」瀬谷智洋(KEK IMSS)
- 14:00 - 「J-PARC MLFにおけるデータリダクションソフトウェアの開発」大下英敏(KEK IMSS)
- 座長:上野一樹(KEK IPNS)
- 14:55 - 「Belle II実験データ収集システム」山田悟(KEK IPNS)
- 15:35 - 「Belle-II CDC」谷口七重(KEK IPNS)
- 座長:佐々木修(KEK IPNS Atlas)
- 16:25 - 「HyperKamiokandeのためのTDCの開発」片岡洋介(東京大学素粒子物理国際研究センター)
- 16:55 - 「Xilinx Kintex7-160T-1へのhigh-resolution TDCの実装」本多良太郎(東北大学)
- 17:35 - 「Xilinx Spartan6へのWave Union TDCの実装 (仮)」高橋智則(大阪大学)
- 座長:内田智久(KEK/J-PARC Esys)
- 2017年10月3日(火)
- 座長:早戸良成(東京大学 宇宙線研 神岡)
- 9:30 - 「可視光用超伝導転移端センサーの開発」服部香里(産総研)
- 10:10 - 「J-PARC muon g-2/EDM実験に用いる陽電子飛跡検出器の開発」伊藤拓実(九州大学)
- 座長:本多良太郎(東北大学)
- 10:50 - 「COMET実験に用いるトリガー検出器の開発(仮)」中居勇樹(九州大学)
- 11:30 - 「J-PARC E16におけるトリガーシステムの開発」市川真也(京都大学)
- 11:50 - 「高放射線環境対応技術の共有化の提案(仮)」上野一樹(KEK IPNS)
- 座長:早戸良成(東京大学 宇宙線研 神岡)
- 2017年10月2日(月)
活動報告
- Open-It若手の会活動報告(東北大学 本多良太郎)
- 日時:2017年10月3日 13:50-14:20
- Open-It活動報告と今後の課題(KEK/J-PARC Esys 内田智久)
- 日時:2017年10月3日 14:20-14:50
- Open-It若手の会活動報告(東北大学 本多良太郎)
懇親会(希望者のみ)
- 2017年10月3日(火)18時から、現地集合
- 懇親会会場「根ぼっけ」
- 函館駅周辺のお店です。詳細はこちら
- 案内用紙などは用意しませんので参加者は事前に場所を確認しておいてください。
- 会費は5,000円(学生以外)、2,000円(学生)
- 受付で支払いをお願いします
- 不参加から参加へ変更したい方は受付で申し込みをお願いします。
Open-It若手の会企画合同開催イベント:基板づくり実習
- 日時:2017年10月4日(水)9:00-12:00
- 参加資格:計測システム研究会またはOpen-It若手の会研究会参加者
- 参加方法:事前申し込み不要、当日現地集合
- 講師 : 上野一樹 (KEK IPNS),武田彩希(宮崎大),庄子正剛(KEK IPNS)
- 問い合わせ先:OpenIt-wakate-kanji [at] ml.post.kek.jp
- 概要:身近なものを使って回路基板を安価に作る方法を学ぶ。本実習では、アイロンを使った回路パターンの熱転写、エッチングでの回路形成、オーブントースターを用いたリフローによる表面実装部品の実装を体験する。この手法により、テスト基板の作成が簡単かつ安価にでき、研究開発においての簡易的な回路評価にも応用できることが期待される。
講演会写真(閲覧はIDが必要です)
- 会場に設置されているWiFiが利用できる予定です。
- 確実に接続できる保証はありませんので、確実にネットワークに接続したい方は各自でモバイルルーターなど予備の接続手段を準備してください。
- 会場のWiFi設定などは会場で説明します。