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FPGAトレーニングコース2012@京都大学

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募集期間が終了しましたので,受け付けは締め切りました。

 

2012年度FPGAトレーニングコースについて

昨年までKEKにおいて開催してきたFPGAトレーニングコースを2012年度より以下の各地で開催する事になりました。

  • 7/5-6 大阪大学
  • 7/18-19 京都大学
  • 9/20-21 東北大学

各地での開催内容は同じです。できるだけ最寄りの開催地での受講をお願いします。特に旅費支援を希望する方は支援総額に限りがありますので最寄りの開催地での参加をお願いします。

7/20 京都大学で開催される 経験者向けFPGAセミナーは上と内容が異なります。詳細はページの後半をご覧ください。

 

FPGAとは?

Field Prgrammable Gate Arrays (FPGA)はユーザーがプログラム可能な論理(デジタル)集積回路です。近年、放射線検出器の読みだしシステムで多用されています。一つのFPGAに搭載できる回路規模は非常に大きくなっておりユーザーが希望する信号処理の多くは1チップに搭載できるようになりました。例えば、CPUを組み込みLinux OSシステムを動作させる事ができる程の回路規模を1チップに実装する事ができます。

概要

  • 対象:学部生、大学院生、若手研究者
  • 日程:2012年7月18日(水)~7月20日(金)、2コース構成
  • 場所:京都大学 理学研究科 物理学教室 北棟 第2講義室(北363号室)
    (吉田キャンパス 北部構内 理学部5号館)
    http://www.scphys.kyoto-u.ac.jp/access.html
  • 募集人数:FPGAトレーニングコース20名、経験者向けFPGAセミナー30名。ともに先着順。
  • 言語:日本語
  • 旅費: 希望者は 申込時に明記する事(限りがあるので全員に支給できない場合は先着順)。学部生の方には、旅費補助ができませんので、ご了承ください。
  • 申し込み受付期間:6月11日(月)~6月24日(日)
  • 主催:京都大学
  • 後援:、オープンソースコンソーシアム(Open-It)、KEK加速器科学総合支援事業
  • 世話人:窪秀利(京都大学)、新山雅之(京都大学)、南野彰宏(京都大学)
  • 申し込み方法:(申し込みは締め切りましたここから申請してください。お問合わせはこちらまで。

 


FPGAトレーニングコース(2日間)

FPGA回路開発時に必須である開発ツールの使い方を習得を中心に説明する実習形式の未経験者向けのセミナーです。セミナー終了後に独学で開発を進める事が出来る最低限の予備知識の習得を目指します。

FPGAの回路を開発するために必要な知識は①デジタル回路設計に関する知識と②FPGAへの実装の方法です。①に関しては書籍などにより習得する事が出来ますが、②に関しては良い習得方法がありません。そこで本セミナーでは②について習得することを目標としています。

以下のような方を想定しています。

  • 今後実験装置を開発するためにFPGA技術の習得が必要な方
  • FPGAに興味があり、どの様に開発するのか短期間で知りたい方
  • デジタル回路の知識はあるがFPGA開発が未経験なので実装方法を短期間で知りたい方

使用するFPGAはXilinx社、使用HDLはVerilog-HDLです。

  • 講師:今野(京都大学)、内田(Esys, KEK)
  • 予備知識:デジタル回路基礎知識を持っている事が望ましい(AND, OR, INV回路およびDフリップフロップの動作を理解している程度)
  • 実習で使用するFPGAはXilinx社Spartan3ANシリーズ、使用HDLはVerilog-HDLです。
  • 各自用意する物:Windows XP以降のWindows OSが動作しているノートPC 事前に開発ツールXilinx ISEをインストールしていただきます。インストール方法はこの資料を参照して下さい。

注)開発ツールはXilinx社ISE13についてのみ解説します。

プログラム

  • 7/18(水) 10:00-16:00
    • 10:00-11:30 フロントエンド部のデジタル回路概要(90分)
    • 13:00-14:00 デジタル回路入門I(60分)
    • 14:15-14:45 Verilog-HDLの初歩(30分)
    • 15:00-16:00 Xilinx社ISIMを用いた論理シミュレーション実習(60分)
  • 7/19(木) 10:00-16:00
    • 10:00-10:30 デジタル回路入門II(30分)
    • 10:30-11:30 Xilinx社ISIMを用いた論理シミュレーション実習(60分)
    • 13:00-13:30 FPGAの構造(30分)
    • 13:45-16:00 Xilinx社ISE13を用いたFPGAへの実装実習(135分)

アンケート入り口(受講者対象、ID/パスワード入力が必要です)

トレーニングコースは今後も継続する予定です。より良いものにするために是非お願いいたします。

テキスト

最新版テキストはFPGAトレーニングコース@東北大学(第2回)からダウンロードしてください。

ID/パスワード入力が必要です。


経験者向けFPGAセミナー(1日間)

FPGA開発に慣れてくると開発効率を上げるためにより効率的なツールの使い方や便利な機能について知りたくなるものです。 本セミナーではOpen-Itで活躍している若手と企業の技術者の方を招いて様々なツールを使うための技術を紹介していただきます。今回はXilinx社の開発ツールに関する話題が中心です。

  • 予備知識:Xilinx ISEを使ったことがある事
  • 各自用意する物:特になし

 

プログラム

  • 7月20日(金) 座長:内田 KEK
    • 9:30-10:30: Xilinx Coregeneratorの使い方(林 大阪大学)
      • Xilix社が提供している無償ライブラリ生成の方法です。FIFOメモリやクロック管理ユニットなどを生成する方法を紹介します。
      • テキスト(IDパスワード入力が必要です)
      • アンケート入り口(受講者対象、IDパスワード入力が必要です)
    • 10:40-11:40: Xilinx チップスコープの使い方(庄子 KEK)
      • デバック時にFPGA内部の信号を観測する方法の紹介。ロジックアナライザをFPGA内部に組み込む方法です。
      • テキスト(IDパスワード入力が必要です)
      • アンケート入り口(受講者対象、IDパスワード入力が必要です)
    • 13:00-14:00: Xilinx Memory Interface Generatorの使い方(戸村 東大ICRR)
      • Xilinx社が提供しているDDR2/3インタフェースの生成方法の解説です。
      • テキスト(セミナー終了後にアップします、IDパスワード入力が必要です)
      • アンケート入り口(受講者対象、IDパスワード入力が必要です)
    • 14:10-15:10 Xilinx 組み込みCPUの実装(二宮 東京大学)
      • Xilinx社が提供しているソフトコアCPUの実装方法の解説です。
      • テキスト(セミナー終了後にアップします、IDパスワード入力が必要です)
      • アンケート入り口(受講者対象、IDパスワード入力が必要です)
    • 15:20-16:20 SiTCPの使い方とサポート(石綿 ㈱Bee Beans Technologies)
      • TCP/IP処理回路ライブラリの使い方とサポートの紹介です。
      • テキスト(IDパスワード入力が必要です)
      • アンケート入り口(受講者対象、IDパスワード入力が必要です)
    • セミナー風景写真(受講者対象、IDパスワード入力が必要です)

トレーニングコースは今後も継続する予定です。より良いものにするためにアンケートにご協力お願いいたします。