FPGAトレーニングコース2012@名古屋大学 (学内限定)
本FPGAトレーニングコースについて
今年度開催した以下のトレーニングコースと同じ内容です。
- 7/5-6 大阪大学
- 7/18-19 京都大学
- 9/20-21 東北大学(第1回)
- 10/18-19 東北大学(第2回)
FPGAとは?
Field Prgrammable Gate Arrays (FPGA)はユーザーがプログラム可能な論理(デジタル)集積回路です。近年、放射線検出器の読みだしシステムで多用されています。一つのFPGAに搭載できる回路規模は非常に大きくなっておりユーザーが希望する信号処理の多くは1チップに搭載できるようになりました。例えば、CPUを組み込みLinux OSシステムを動作させる事ができる程の回路規模を1チップに実装する事ができます。
企画意図
本セミナーはFPGA回路開発時に必須である開発ツールの使い方を習得を中心に説明する実習形式の未経験者向けのセミナーです。セミナー終了後に独学で開発を進める事が出来る最低限の予備知識の習得を目指します。
FPGAの回路を開発するために必要な知識は①デジタル回路設計に関する知識と②FPGAへの実装の方法です。①に関しては書籍などにより習得する事が出来ますが、②に関しては良い習得方法がありません。そこで本セミナーでは②について習得することを目標としています。
以下のような方を想定しています。
- 今後実験装置を開発するためにFPGA技術の習得が必要な方
- FPGAに興味があり、どの様に開発するのか短期間で知りたい方
- デジタル回路の知識はあるがFPGA開発が未経験なので実装方法を短期間で知りたい方
使用するFPGAはXilinx社、使用HDLはVerilog-HDLです。
概要
詳細
- 講師:内田智久 (KEK), 佐藤利和 (名古屋大学)
- 予備知識:デジタル回路基礎知識を持っている事が望ましい(AND, OR, INV回路およびDフリップフロップの動作を理解している程度)
- 実習で使用するFPGAはXilinx社Spartan3ANシリーズ、使用HDLはVerilog-HDLです。
- 各自用意する物:Windows XP以降のWindows OSが動作しているノートPC
プログラム
- 1日目 2/21 (木) 9:30-18:00
- 9:30-10:00 受付・準備
- 10:00-11:30 フロントエンド部のデジタル回路概要(90分)
- 12:30-13:30 デジタル回路入門I(60分)
- 13:45-14:15 Verilog-HDLの初歩(30分)
- 14:30-16:00 Xilinx社ISIMを用いた論理シミュレーション実習(90分)
- 16:00-18:00 実習に関する質問や自習の時間 (120分)
- 18:00-20:00 懇親会
- 2日目 2/22 (金) 9:30-16:00
- 9:30-10:00 FPGA回路実装体験談 (TBC) (30分)
- 10:00-10:30 デジタル回路入門II(30分)
- 10:30-11:30 Xilinx社ISIMを用いた論理シミュレーション実習(60分)
- 12:30-13:00 FPGAの構造(30分)
- 13:00-15:00 Xilinx社ISE13を用いたFPGAへの実装実習(120分)
- 15:00-16:00 DCMの実装方法: Coregeneratorの使い方(60分)
テキスト
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