DAQミドルウェアトレーニングコース
DAQ Seminar 2010
DAQミドルウェアとは
DAQミドルウェアとは、ネットワーク分散環境でデータ収集システムを構築するためのソフトウェア・フレームワークです。 DAQミドルウェアはソフトウェア・コンポーネントを複数組み合わせることでシステムを構築することができます。現在、J-PARC MLF 中性子実験等で導入されデータ収集に使用されています。
概要
データ収集システムの初心者からDAQミドルウェアを実際に使用されている方までを対象に講義と実習を行います。この講習会開催に合わせて、一般向けDAQミドルウェアパッケージをリリース致します。実習にはこの新しいパッケージを使用する予定です。 3日間の講習期間の初日は初心者向けの講義が中心となります。すでにDAQミドルウェアを導入して実験に使用されているようなエキスパートは2日目からの参加も可能です。
- 募集時期:6月10日~7月15日(宿舎が必要な方は早めに申し込んでください)
- 対 象 者:DAQミドルウェア利用者、これから導入を考えている方、興味をもっておられる方
- 募集人数:15名程度(定員に達した場合は、その時点で締め切りとします)
- 申込方法:
- 予備知識:C, C++の基礎知識, Linuxの基本的操作
- 日 程:2010年8月4日(水)~6日(金)
4日(13:00 - 16:00)、5日(9:00 - 17:00)、6日(9:00 - 15:00) - 場 所:高エネルギー加速器研究機構(KEK)、先端計測実験棟多目的室
- 受講者が用意する物:ノートPC Windows XP/Vista
- 主 催:オープンソースコンソシアム
- 後 援:KEK加速科学総合支援事業
- 講 師:長坂(広島工大)、千代(KEK)、安(KEK)、井上(KEK)、仲吉(KEK)
実習方針
DAQコンポーネントの実装を理解して講習会期間中に受講者自身でコンポーネントのコーディングを行って頂きます。受講決定者には後ほどメールで詳細情報をお知らせ致します。
目的
- 初心者はDAQミドルウェアの概要を理解しデータ収集に使用できるようになること
- DAQコンポーネントの実装方法を理解し、既存コンポーネントの改良や新規開発が可能になること
受講前に確認して欲しい事
限られた時間内に効率よく習得してもらう為に以下の内容を確認してからセミナーに参加してください。また講習会で必要となる情報はあらかじめ提供致します。
- CおよびC++の基礎
- Linux基本操作
- ソフトウェア開発ツールの操作(エディタ、Makefile等)
内容 (受講者数等により多少変更する可能性があります)
1日目(8/4):DAQシステムの概要とDAQミドルウェアの概要の理解
- DAQシステム概要(講義)
- DAQミドルウェア概要(講義)
- DAQミドルウェアを用いたデモ
2日目(8/5):DAQコンポーネント開発
- 実習環境整備・確認
- 新リリースパッケージの説明
- DAQコンポーネント開発手法(講義)
- DAQコンポーネント開発1(実習)
3日目(8/6):デバッグと動作確認
- DAQコンポーネント開発2(実習)
- まとめ、アンケート
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