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KEK FPGA Seminar 2010

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更新情報

  • 2010/07/26 受講者へのお知らせを更新しました。
  • 2010/07/14 受講者へのお知らせを更新しました。
  • 2010/07/05 受講者へのお知らせを作りました。
  • 2010/07/05 申し込みを締め切りました
  • 2010/06/15 コース1で使用する半田付け実習基板を無料配布
  • 2010/06/15 コース1,2で使用するFPGAセミナーボードの貸し出し枠を設けました
  • 2010/06/09 申し込み締め切りは7月2日です
  • 2010/06/07 予告ページ公開

 

受講者へのお知らせ

  • 2010/07/26 受講者全員に事前準備に関するメールを送りました。各自メールを読み確認してください
  • 2010/07/14 受講前の準備に関するメールを送りました。実習時に使用するPCに指定のツールをインストールしてください。
  • 2010/07/12 貸出ボードの貸し出し状況が決定しました。
  • 2010/07/05 申込者全員へ質問メールを送りました。できるだけ早く回答して送り返してください。

 

FPGAとは

Field Prgrammable Gate Arrays (FPGA)はユーザーがプログラム可能な論理(デジタル)集積回路です。近年、放射線検出器の読みだしシステムで多用されています。一つのFPGAに搭載できる回路規模は非常に大きくなっておりユーザーが希望する信号処理の多くは1チップに搭載できるようになりました。例えば、CPUを組み込みLinux OSシステムを動作させる事ができる程の回路規模を1チップに実装する事ができます。

 

企画意図

何から始めれば良いか分からないと感じている人が多いのではないでしょうか。そのように感じる理由の一つとして、手に入りやすい情報源の多くが細分化された経験者向けの専門的セミナーや書籍だからでないでしょうか。この様な状況では習得する為に必要な書籍を選ぶ事さえ分からなくなってしまいます。しかし、FPGA開発を行う為の最低限の知識は多くありません。そこで、この様な問題を少しでも軽減しFPGAを実験に取り入れることが出来るよう本セミナーを企画しました。

 

概要

初心者を対象にした実習形式のセミナーです。FPGAと基板設計の基礎を学ぶ事ができます。受講者の習得度に応じて受講してもらえるように3つのコースを用意しました。今回から経験者向けにSiTCP(KEKで開発された組み込みネットワークプロセッサ)の使い方を学習できるコースを設けました。SiTCPの導入を検討している方は是非参加してください。使用するFPGAはXilinx社、使用HDLはVerilog-HDLです。

  • 対象者:学部、大学院学生、若手研究者
  • 受講条件:エレクトロニクスDAQセミナー受講者、本セミナーと同時に申し込んでください
  • 日程:2010年8月2日(月)~8月6日(金)、毎日10:00-16:00
  • 場所:高エネルギー加速器研究機構(KEK)、先端計測開発棟または先端計測実験棟
  • 旅費:支給無し
  • 主催:オープンソースコンソーシアム(Open-it)
  • 講師:池野(KEK)、内田(KEK)
  • 申し込み受付期間:6月10日から7月2日(締切)
  • 申し込み方法:ここから受講希望コース、コース1,2を受講する方は実習ボードの貸し出し希望の有無、をコメント欄に明記して申請してください
  • お問合わせはこちらまで

 

コース1:FPGA基板開発体験(2日間)

  • 日程:2010年8月2日(月)~8月3日(火)、毎日10:00-16:00
  • 場所:KEK 先端計測実験棟 多目的実験室
  • 対象:学部、大学院学生、若手研究者でFPGA基板開発の未経験者
  • 募集人数:20人(人数が超えた時は若い方を優先して調整します)
  • 予備知識:AND, OR, D-フリップ・フロップの動作を理解している事
  • 使用HDL:Verilog-HDL
  • 各自用意する物:実習用基板 1種類(注を参照)、Windows XP以降のノートPC
(注)実習用基板を各自購入して持参してください。購入はこちらへ「KEK FPGAセミナーボード」に関して問い合わせしてください。FPGAセミナーボードは昨年と同じ物です。昨年の参加者から借りる事ができる方は購入不要です。また、KEKから貸し出しも可能です。貸し出しを希望する方は申し込み時にコメントに「FPGAセミナーボード貸し出し希望」と明記してください。貸し出しは先着順とさせていただきます

 

内容

FPGA回路を含むモジュール開発の体験に重点を置いたセミナーです。
開発するとはどの様なことをどの様に行っていくのかを経験してもらいます。概要の講義から始まり、半田付け実習、FPGA回路実装、簡単な動作確認を体験します。体験する事を重視したコースですので設計技術を習得する事はできません。ツールの使い方など開発環境になれる事が目的です。設計技術も学びたい方はコース2も受講してください。(講師:池野、内田)

 

コース2:FPGA回路設計入門(8/4-5, 2日間)

  • 日程:2010年8月4日(水)~8月5日(木)、毎日10:00-16:00
  • 場所:KEK 研究本館 1階 会議室3
  • 対象:学部、大学院学生、若手研究者でFPGA使用経験者
  • 募集人数:20人(人数が超えた時は若い方を優先して調整します)
  • 予備知識:Verilog-HDLの基礎
  • 使用HDL:Verilog-HDL
  • 各自用意する物:実習用基板(注を参照)、Xilinx ISE11がインストールされたノートPC(注を参照)
(注)FPGAセミナーボードを各自購入して持参してください。購入はこちらへ「KEK FPGAセミナーボード」に関して問い合わせてください。昨年と同じ物ですので昨年のボードを使用することが出来ます。また、KEKから貸し出しも可能です。貸し出しを希望する方は申し込み時にコメントに「FPGAセミナーボード貸し出し希望」と明記してください。貸し出しは先着順とさせていただきます。
(注)ISE10は使用できません。ISE11のみ解説します。
(注)ISEはWindows版を奨励します。

 

内容

デジタル回路設計の基礎を課題に取る組みながら学びます。
全てのデジタル回路は基本的に4つの構成要素(ANDゲート、ORゲート、NOTゲート、Dフリップ・フロップ(記憶素子))で構成されています。このページを処理して表示しているPC、携帯電話の処理回路も同じです。しかし、構成要素の動きを学んだだけでは設計はできません。そこで、単純な機能を設計する事でデジタル回路の動きに慣れてもらいたいと考えています。(講師:内田)

 

コース3:SiTCPの使い方(8/6, 1日間)

  • 日程:2010年8月6日(金)、10:00-16:00
  • 場所:KEK 研究本館 1階 会議室3
  • 対象:FPGA開発経験者(Xilinx ISEが使用できること)
  • 使用HDL:Verilog-HDL
  • 募集人数:20人(人数が超えた場合にはコンソーシアムメンバーを優先して調整します)
  • 各自用意する物:Spartan3A Stater KitまたはSpartan6 Starter Kit(SP601)(注を参照)、Xilinx ISE11がインストールされたノートPC(注を参照)
(注)GbE採用を検討をしている方はSpartan6 Starter Kit(SP601)を用意してください。
(注)Stater KitはここのXilinx代理店から購入できます。スターターキットの貸し出しはありません。
(注)ISE10は使用できません。ISE11のみ解説します。
(注)ISEはWindows版を奨励します。

 

SiTCPの導入を検討している実験グループ向けの実習コースです。Xilinx社のSpartan3A Stater KitまたはSpartan6 Starter Kit(SP601)を使用してSiTCPを実装し動作確認するまでを解説します。Xilinxツールの基礎的な使用方法は説明しません。(講師:内田)