データ収集技術講演会
開催趣旨
情報通信技術の発展とともにあらゆるモノはコンピュータネットワークに接続され、それぞれの持つデータを相互に通信するようになってきました。これらを支える技術は、情報科学分野で研究が進められているとともに、さまざまな分野で、さまざまな角度から研究が進められています。
基礎科学実験、特に、高エネルギー物理学実験分野においても、最先端の情報通信技術を活用するばかりでなく、計測装置の性能が実験の成果を左右することから研究者自ら開発を行ってきました。
しかし、現在、このような基礎科学実験用に開発されたさまざまな装置やシステムの多くは社会へ出る事はなく、基礎科学の世界だけで利用されています。特殊なものが多いのですが、これらを支える要素技術の研究成果は、社会へ応用できると信じています。
そこで、これらの技術を活用するためにも、大学・研究機関と企業との交流を深め、連携の形を検討したいと考え、本講演会を開催することにいたしました。
今回は特に、データ収集システムを構築する基盤となるフレームワーク「DAQ-Middleware」とともに、このDAQ-Middlewareでも利用しているロボット技術のソフトウェアフレームワーク「RT-Middleware」を取り上げ、その技術、また、応用事例などをご紹介致します。
- RT-Middleware: RobotTechnology-Middleware - ロボット技術ミドルウェア
- DAQ-Middleware: DataAcquisition-Middleware - データ収集ミドルウェア
開催概要
- 日時:2013年 9月 9日(月) 13:00~17:00
- 場所:広島工業大学 五日市キャンパス 三宅の森 Nexus21 508教室
- 主催:広島工業大学ユビキタス技術研究センター
- 後援:オープンソースコンソーシアム(Open-it)、KEK大学等連携支援事業
- 世話人:長坂康史(広島工業大学) *お問い合わせはこちらまでお願いします。
参加申込
参加のお申し込みは、こちらの申し込みフォームでお願い致します。
なお、事前のお申し込みがなくても参加は可能ですが、会場案内等の都合のため、出来るだけ9月5日(木)までにお申し込み頂きますよう、よろしくお願い致します。
プログラム
- 13:00-13:05 はじめに(長坂康史:広島工業大学)
- 13:05-13:30 データ収集技術とその応用(長坂康史:広島工業大学)
- 13:30-14:10 データ収集ミドルウェア「DAQ-Middleware」紹介(千代浩司:高エネルギー加速器研究機構)
- 14:10-14:50 ロボットミドルウエア標準:RTミドルウエア(安藤慶昭:産業技術総合研究所)
- 14:50-15:00 休憩
- 15:00-15:20 データ転送技術「SiTCP」紹介(内田智久:高エネルギー加速器研究機構)
- 15:20-15:40 DAQ-Middleware 産学共同開発(和田正樹:株式会社 Bee Beans Technologies)
- 15:40-16:00 DAQ-MW 活用事例1(濱田英太郎:高エネルギー加速器研究機構)
- 16:00-16:20 DAQ-MW 活用事例2(浅井康裕:株式会社 Bee Beans Technologies)
- 16:20-16:50 RTミドルウェア活用事例(菅佑樹:株式会社 SUGAR SWEET ROBOTICS)
- 16:50-17:00 おわりに(長坂康史:広島工業大学)