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設計資産の取り扱いについて


Open-Itの設計資産を使用する方法 


Open-Itへ参加しメンバーになる必要があります。参加方法などについては「参加方法」を参照してください。


設計資産を使用する際の注意


Open-Itメンバーが開発しOpen-Itに提供されたソフトウエア、回路図、仕様書などの設計資産についての取り扱いは以下のようになっています。

近年知的財産の取り扱いが厳しくなっています。使用する前に必ず読んでください。ご理解とご協力をお願い致します。

ソフトウエアに関しては完全にオープンソースとなっており、ホームページ上で公開されております。

ソフトウエア以外のプロジェクトで開発された知的財産の扱いは下のようになっています。

  • Open-Itの設計資産について
    • 著作権は開発者が所有し継承されます
      • 著作権はOpen-Itではなく開発者が所有しています。
      • 所有権は継承されるので第三者が資産を利用して新たな開発を行った場合、過去に開発に携わった全ての人が新しい著作物の著作権を所有します
      • Open-Itは開発者の著作権を尊重し、その用途について制限しません。
        • 従って、著作権を持つ全ての人の合意があればOpen-It内に限らず自由に使うことができます。
        • Open-Itの資産を使用した場合、最初に開発した人まで過去にさかのぼり所有権を持つ全ての人の合意が必要です。
    • 以下の場合に限り著作者の承諾なしに使用する事ができます。
      • Open-Itメンバーがアカデミック用途の物理計測システム開発で使用する場合

以下幾つかの注意事項があります。

 

  • 商用利用についてはこちらのQ&Aを参考してください。
  • Open-Itの資産を使用して企業にアカデミック用途の装置開発を依頼する時
    • 見積もりなどのために一時的に資料を企業に見せる時は必ず印刷した書類として渡し、検討後に返却してもらう事
    • 秘密保持契約を取り交わす前は電子ファイルを渡さない事
    • 最終的に開発を依頼する場合、プロジェクトと依頼する企業間で秘密保持契約を取り交わすこと
      • 契約相手は責任を負えるプロジェクトメンバーか組織の代表者
      • 秘密保持契約書のひな形は下からダウンロードしてください。
  • 海外へ持ち出す場合は外為法等を厳守する事
    • コラボレータであっても所属機関に無断で技術資料を渡しすと問題になるケースもあります。
    • 所属機関の知財管理部署に確認の上で渡すようにしてください。
  • Open-It以外の組織と秘密保持契約が必要な場合があります。
    • ASICなどはメーカーと秘密保持契約(NDA)を取り交わす事が多のでOpen-ItメンバーでもメーカーとNDAを締結しなければ使用できない知的財産があります。 
 

設計資産使用後のお願い


オープンする知財は各拠点の方々、共同開発プロジェクトの方々のご好意で公開しています。これらの知財はその方達の多大な努力・資金により構築できたものであり、そのことを良くご理解していただき、本アクティビティーを更に活性化するため論文、会議での発表等において、少なくとも次の条項を守っていただけますようお願いいたします。

使用者、使用グループは下記の条項を守る必要があります。

  1. 発表、論文等の本文、謝辞等にOpen-It(オープンソースコンソーシアム)の知財を使用して開発したことを明記する。
    • 特定のメンバーに技術提供を受けた場合は著者に入れる事も検討してください。
  2. 上記詳細情報を各プロジェクトページに記載する。
    • どのグループの知財を使用したのか明記してください。メンバーは共有化される事を望んでいますので自分が開発した知財がどこで利用されているのか関心があります。ご協力お願いします。
  3. 開発されたリソースは拠点を通じてOpen-Itへ提供する。
    • 共同研究者との関係などでOpen-Itに提供できない場合は提供できない部分を除いた一部を提供していただければ構いません。特に海外の共同研究者と秘密保持契約等を結んでいる場合は公開できないと思います。公開できないときはその理由を簡単にプロジェクトページに書いていただけると幸いです。