シリコンストリップ検出器デジタル読み出し集積回路
g-2実験用シリコンストリップデジタルパターン読み出し集積回路の開発を行う。
g-2で使用するシリコンストリップの仕様はg-2のホームページを参照の事。
ミューオン崩壊からの荷電粒子の入射レートは3MHz/chであり、この環境下でトラックを効率よく検出するためにパターンファインダーにおけるコインシデンスウインドウは5〜7nsec程度に短くしたい。よってTime walkを同程度以下に抑える必要がある。また高レート環境下でパイルアップを防ぐためにパルス幅100nsec未満になるようにシェーパーの時定数を短くしかつS/Nを10以上に確保しなければならない。
- 三部勉、Mibe Tsutomu(代表:高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所、准教授)
- 池田博一, Ikeda Hirokazu (JAXA, 教授)
- 池野正弘, Ikeno Masahiro (KEK素核研, シニアフェロー)
- 上野一樹, Ueno Kazuki (KEK素核研, 助教)
- 内田智久, Uchida Tomohisa (KEK素核研, 准教授)
- 佐々木修, Sasaki Osamu (KEK素核研, 教授)
- 庄子正剛, Shoji Masayoshi (KEK素核研, 准技師)
- 末原大幹, Suehara Taikan(九州大学 助教)
- 田中真伸, Tanaka Manobu (KEK素核研, 教授)
- 東城順治, Tojo Junji (九州大学, 准教授)
- 長澤翼, Nagasawa Tsubasa (九州大学, M2)
- 西村昇一郎, Nishimura Shoichiro (東京大学, D2)
- 真玉将豊, Matama Masato(九州大学, M1)
- 村上武, Murakami Takeshi (KEK素核研, シニアフェロー)
- 吉岡瑞樹, Yoshioka Tamaki (九州大学, 准教授)
チップサイズ:〜1cm x 1cm
アナログ部
ENC:<2000@30pF
チャンネル数:128ch
NDAを締結後、回路図、レイアウトを公開
1.2014 Master 九州大学 調 翔平 ミューオンg-2/EDM実験に用いるシリコン検出器の読み出しASIC