Adc for cdc of the BELle-II detector(ABEL)
概要
CDC(Central Drift Chamber, 中央飛跡検出器)のASD(Amplifier-Shaper-Discriminator)から出力されるアナログ信号を読出すための、複数チャネルのADC(Analog to Digital Converter)を搭載したASIC(Application Specific Integrated Circuits)である。現行のCDCに搭載されているASDおよびADCチップは消費電力が高く、冷却システムへの負担が大きいため、低消費電力化が求められている。この要求に基づき、本開発では現行のシステムに搭載されているものと比較して1/5~1/10(100mW/ch→~10mW/ch)程度の低消費電力化を目指して開発を行う。
メンバー
- 宇野 彰二(代表:高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 教授)
- 谷口 七重(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所、助教)
- 宮原 正也(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所、准教授)
- 内田 智久(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所、准教授:退職)
- 本多 良太郎(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所、准教授)
- 田中 真伸(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所、教授)
機能・特徴
低消費電力10bit100MHz多チャンネルADCチップ
公開予定リソース
ABELの仕様、パッドレイアウト、パッケージ仕様、評価ボード情報
図・写真等
関連リンク
発表論文リスト
- 修士論文 山村晴菜,大阪市立大学 理学研究科 数物系専攻, 2019, BelleII CDC信号処理モジュールのアップグレードに向けたADC評価用基板の開発および性能評価,