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250MHz FADC

概要

大強度ビームを用いるJ-PARC T2K 陽子ビームラインでは、陽子ビーム強度やビーム位置や幅を常に監視している。J-PARCでは、30GeV陽子加速器の繰り返し周期を速くして加速器強度の増強を計画している。 本プロジェクトでは、ビームモニターからの波形をデジタル処理して高速に読み出すエレクトロニクスの開発を行う。

メンバー
  • 坂下健, Sakashita Ken(代表:KEK素核研・助教)
  • 濱田英太郎, Eitaro Hamada (KEK素核研) ehamada@post.kek.jp
  • 庄子正剛, Masayoshi Shoji (KEK素核研) mshoji@post.kek.jp
  • 内田智久, Tomohisa Uchida (KEK素核研) uchida@post.kek.jp
  • 池野正弘, Masahiro Ikeno (KEK素核研) ikeno@post.kek.jp
  • Megan Friend (KEK素核研) mfriend@post.kek.jp
機能・特徴

検出器からのアナログ信号を可変の周波数(最大 250MHz)サンプリングでデジタル信号変換する VME 規格のモジュールです。16ch のアナログ信号を A/D 変換したのち、データを FPGA 内に構成されたバッ ファに格納して、NIM 入力からのトリガーでデータを PC に転送します。データ転送は、FPGA に 2 系統 の SiTCP(KEK 素粒子原子核研究所で開発された TCP/IP) を実装することによりイーサネット経由で行います。

電源は、VME busまたは外部DCアダプターから供給できます。

主要スペック

入力ch数16ch
入力電圧レンジ (CT 用)-50mV ~ +50mV, (ESM 用)-1000mV ~ +1000mV
ゲイン (出力電圧/入力電圧) (CT 用)20, (ESM 用) 1
サンプリング周波数可変(最大 250MHz)
サンプリング時間幅(ゲート幅)可変(250MHz サンプリングの時、最大 8.2us)
ローパスフィルタ カットオフ周波数(CT 用)3MHz, (ESM 用) 125MHz
使用電圧5V
使用電力(最大*1 )17W
Read-OutEthernet
公開予定リソース
図・写真等
発表論文リスト
  • "T2K 実験における ニュートリノビーム増強に向けた 陽子ビーム位置モニターの改良", 福田 涼, 東京理科大学 修士論文, 2020.
  • "T2K実験における陽子ビームモニタ用読み出し回路の開発", 濱田英太郎, 日本物理学会 2018年秋季大会, 2018.
  • "T2K実験における陽子ビームモニタ用読み出し回路の試作機開発", 濱田英太郎, 日本物理学会 2017年秋季大会, 2017.
プロジェクトメンバー

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