Belle II Zero Degree Luminosity Monitor(ZDLM)
メンバー
- 庄子 正剛(代表 : IPNS,KEK)
- 上原 貞治(IPNS,KEK)
- 池野 正弘(IPNS,KEK)
- 内田 智久(IPNS, KEK)
- 田中 真伸(IPNS, KEK)
概要
Belle II実験の一つであるZero Degree Luminosity Monitor用時間測定システムの開発を行う。
TDCにはCERNで開発されたHigh Performance TDC(HPTDC)を使用する。
理由としては、ZDLMでは500ps以下の分解能を要求している。
このHPTDCは分解能を25ps,100ps,200ps,800psに設定することができる。
測定したデータはSiTCPとSFP光モジュールを用いてデータをPCに転送する。
また、TDCの制御はSiTCPを使用する。
機能・特徴
TDCモジュールプロトタイプの機能と特徴
- 特徴
- TDC Input 12ch
- µSRデジタルボードと接続(µSR用デジタルボードに接続して使用する)
- Multi Hit TDC
- 分解能25ps、100ps、200ps、800psに設定可能
- ダイナミックレンジ : 0.1ms
- TDCの制御はSiTCP経由で行う
- 機能
- TDC(Input : 12ch)
- NIM入力(LEMOコネクタ) × 12
- 拡張コネクタ : FX2-80S
VMETDCモジュールの機能と特徴
- 特徴
- KEK VMEとVMEクレートに接続
- TDC Input 32ch
- Multi Hit TDC
- 分解能25ps、100ps、200ps、800psに設定可能
- ダイナミックレンジ : 0.1ms
- TDCの制御はSiTCP経由で行う
- 機能
- TDC入力 : NIM (LEMOコネクタ : 32ch)
- 汎用入力 : NIM (LEMOコネクタ : 2ch)
- 汎用出力 : NIM (LEMOコネクタ : 2ch)
- 6UVMEクレート接続コネクタ : J0,J1
公開リソース
- 回路図
- OrCADファイル
- Sample Program
- FPGAコード
- TDCモジュール(GN-1257-1)
- FPGAファームウェア(mcsファイル) : GN-1257-1用
- ソースコード : GN-1257-1用
- ucfファイル : GN-1257-1用
- TDCVME(GN-12120-1)
- FPGAファームウェア(mcsファイル) : GN-12120-1用
- ソースコード : GN-12120-1用
- ucfファイル : GN-12120-1用
- TDCモジュール(GN-1257-1)
図・写真等
TDCモジュール(GN-1257-1) 基板基本仕様
- 基板層数 : 4層
- 基板厚 : 1.65±0.05mm
- 材質: FR-4
入力電源電圧
- 電源電圧 : +5V, +1.8V(µSR読み出しボード)
µSR用デジタルボード + TDCモジュール
TDCモジュール寸法図
TDCVME (GN-12120-1)基板基本仕様
- 基板層数 : 8層
- 基板厚 : 1.65±0.05mm
- 材質 : FR-4
入力電源電圧
- 電源電圧 : VME J1コネクタ使用 +5V, KEKVME J0コネクタ使用 ±3.3V
- コネクタ : VME J1コネクタ, VME J0コネクタ
TDCVME完成写真
TDCVME寸法図
学会発表,発表論文リスト
- 2012年度 日本物理学会秋季大会 Belle II実験 Zero Degree Luminosity Monitor(ZDLM)のTDCモジュールプロトタイプ開発(PDF)
- 2012年度 日本物理学会年次大会 Belle II実験 ZDLM用時間計測システムの構築に向けたTDCモジュール開発(PDF)
打ち合わせメモ等
関連リンク