Beam position and profile interlock module
概要
大強度ビームを用いるJ-PARC T2K 陽子ビームラインでは、
陽子ビーム位置や幅を常に監視して、それらが異常値になった場合は
機器保護のために直ちにビーム取り出しを停止する必要がある。
本プロジェクトでは、計算機を介さずにビーム停止を判断するために
陽子ビームモニターからの信号をFPGAでデータ処理し、異常時に
ビーム停止信号を出す読み出しエレクトロニクスモジュールの開発を行う
メンバー
- 坂下健, Ken Sakashita(代表:KEK・助教)
- 小汐由介, Yusuke Koshio, (岡山大, 准教授)
- 彌益紗希, Saki Yamasu*, (岡山大, M1)
- 内田智久, Tomohisa Uchida, (KEK素核研, 准教授)
- 池野正弘, Masahiro Ikeno, (KEK素核研, シニアフェロー)
- Megan Friend, (KEK素核研, 助教)
- 中平武, Takeshi Nakadaira, (KEK素核研, 准教授)
機能・特徴
T2K陽子ビームラインのビームプロファイルモニターからの信号を入力し、本回路でデジタル化およびビームプロファイルのリアルタイム計算をFPGAで行う。計算結果と閾値(あらかじめ設定)を比較して、J-PARC MRの運転を止めるインターロック信号を発報する。
図・写真等
関連リンク
発表論文リスト
- J-PARC T2K実験における陽子ビーム位置検出器の開発, 弥益紗希(岡山大), 修士論文 (2018).
- 2017年度Open-It活動報告 J-PARC T2K実験における陽子ビーム位置検出回路の開発, 彌益紗希(岡山大), 高エネルギーニュース Vol.37, No.1 (2018)
- Upgrade of the Machine Protection System Toward 1.3MW Operation of the J-PARC Neutrino Beamline, K.Sakashita, M.Friend, Y.Koshio, K.Nakayoshi and S.Yamasu, doi:10.18429/JACoW-IBIC2018-MOOB04 (2019).