汎用MPPC読み出しモジュール
メンバー
- 石島 直樹(大阪大)
- 花垣 和則(大阪大)
- 吉村 浩司(IPNS, KEK)
- 中村 勇 (IPNS, KEK)
- 本多 良太郎(東北大)
- 三輪 浩司(東北大)
- 内田 智久(IPNS, KEK)
- 池野 正弘(IPNS, KEK)
- 田中 真伸(IPNS, KEK)
- 五十嵐 洋一(IPNS, KEK)
多チャンネルMPPCの制御と読み出しをTCP/Ethernetを介して行えるようなエレキの開発を行う。
クロック同期で動作するような特定実験の専用エレキではなく、簡単に様々場面で利用できるような汎用エレキを目指す。
基本的な性能はMPPC-readout-SiTCPプロジェクト(Open-it)の成果であるEASIROCボードと同じである。
64チャンネルのMPPCの同時駆動。
内部HV電源(0~90V)を有し、MPPCへのバイアスに外部電源を必要としない(外部から供給する事もできる)。また、内部HV電源を外部に出力する事もできる。
NIM電源(+6V)、もしくは直流電源(+6V)で稼働し、NIMビンに搭載可能である。
検出器へのバイアス供給と各チャンネル毎個別のバイアス調整機能を有する。
High gainとLow gain二つの系統を有し、160fCから320pCまでダイナミックレンジを有する。
アンプ、シェーパー、ディスクリミネータをワンチップに内蔵し、そのGainやシェーピング時定数、VThなどをSlow controlで変更する機能を有する。
ボード上のADCを用いて電荷情報が取得できる。
2端子温度トランスデューサを接続する事により、MPPC設置場所などの温度をモニタする事ができる。
On FPGA TDCで時間情報を取得できる、また各チャンネルのDiscri outはそのままLVDS出力され外部TDCに接続することが出来る。
これらの制御を全てSiTCPを介して行え、Linux上のソフトウェア(C/C++)から集中制御できる。