packet inserter
機能説明
packet inserter モジュールはそれぞれ2つずつあるTX信号とRX信号をもう片方のTX信号とRX信号に挿入します。下にブロック図を示します。
見方 : 矢印の方向がデータの流れです。黒い点が接続点を表しています。交差しているところでも黒い点がなければ接続されていません。
packet inserter モジュールはpass filterモジュールとPacket Insertモジュールで構成されています。
- pass filter
パケットのタイプの識別を行います。パケットのタイプがTCP以外であればpass filterを通過することが出来ますが、送信先のIPアドレスが自分の場合には通過することが出来ません。自分というのはpasu filterを通過する
前の信号が送受信するSiTCPのIPアドレスのことです。
TCPの通過の有無は変えられるように今後ファームウェアを修正する予定です。 - Packet Insert
pass filterを通過してきたパケットを本来のデータラインに挿入します。本来のデータラインというのは例えば上の図のSFP RX1 ― SiTCP RX1の間やSFP TX2 ― SiTCP TX2の間のデータラインのことを指します。
Packet Insertモジュールではpass filter を通過したパケットのデータ長を調べて、挿入する際にパケットのデータ長分の空きが本来のデータラインにあればパケットを挿入します。それ以外の場合はすべて破棄されます。