HBD用ASDボード製作
- J-PARC E16実験で使用する、HBD(Hadron Blind Detector)の トリガー読み出しに使用するASD(amp-shaper-discriminator)ボードを製作する。GEMフォイルからの信号読み出しで、区画面積がおよそ100mm四方のため、10nF程度の大容量に対応するものが必要である。
- 検出器の数が限られる実験初期ではスペースに余裕があるため、開発期間とのかねあいでASICを用いないPCBとする。
- 検出器の背面に取り付ける都合で9ch/board, 基板面積はおよそ10 cm x 17 cm
2020年からE16実験で使用中。製作はREPIC。
- (所属は2020現在)
- 四日市 悟, Yokkaichi Satoshi(代表:理研仁科センター・専任研究員)
- 菅野 光樹, Kanno Koki Kanno (RIKEN Nishina Center, 基礎科学特別研究員)
- 高橋 智則, Takahashi Tomonori (RIKEN Nishina Center, 協力研究員 )
- 鈴木 一樹, Suzuki Kazuki* (Kyoto-U, 大学院学生)
- 青木 和也, Aoki Kazuya (IPNS, KEK, 助教)
- 池野 正弘, Ikeno Masahiro (IPNS, KEK, シニアフェロー)
- 田中 真伸, Tanaka Manobu (IPNS, KEK, 教授)
GEM読み出し、検出器容量 10nF に対応。
回路図など: Open-It member限定公開
"Commissioning of a hadron blind detector for dielectron measurement in pA reactions at J-PARC"
K. Kanno et al, JINST 18 (2023) C06021 https://doi.org/10.1088/1748-0221/18/06/C06021