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ガンマアイ検出器の多チャンネル化

SiTCPボードを、複数枚接続して一つの読み出しモジュールとして使用できるようにし、多チャンネル(32チャンネル以上)で読み出しができるように改良する。これにより、これまでの角度分解能3.5度を1.5度に向上させるを目指す。
概要
我々は、福島第一原発事故のよる放射能汚染を測定するため、CsI(Tl) 結晶シンチレータを用いたコンプトンカメラγI(ガンマアイ)の開発を行ってきた。今後、医療の診断装置やガンマ線観測へ応用していくために、高角度分解能化を目指している。そのために、結晶サイズを小さくし結晶数を増やす場合、多くの入力チャンネルが必要となる。現在、信号の読み出し回路に1枚に16チャンネルの入力を持つADC-SiTCPボードをしている。SiTCPボードを、複数枚接続して一つの読み出しモジュールとして使用できるようにし、多チャンネル(32チャンネル以上)で読み出しができるようにする。これにより、これまでの角度分解能3.5度を1.5度に向上させるを目指す。
メンバー
  • 榎本良治、enomoto ryoji(代表:東京大学・宇宙線研究所・准教授)
  • 片桐秀明、katagiri hideaki (Ibaraki AP) 
  • 加賀谷美佳、kagaya mika (Ibaraki D2) 
  • 中山浩平、nakayama kohei (Ibaraki M2) 
  • 村石浩、muraishi hiroshi (Kitasato L) 
  • 渡辺宝、watanabe takara (Kitasato M1) 
  • 成田尚史、Narita Naofumi (Ibaraki M2) 
  • 君島凌、 Kimijima Ryo (Ibaraki M2) 
機能・特徴
ガンマ線カメラ 134,137Csおよび511keV等のラインガンマ線イメージ検出器
ガンマ線の方向がわかる。
極めて高感度で安価。100m先まで見える。
32チャンネル以上の入力。
公開予定リソース
図・写真等

関連リンク

γI-SiTCP

発表論文リスト

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1.若松諒, 加賀谷美佳, 榎本良治, 片桐秀明, 伊藤良和, 内田智久, 佐藤一弘, 佐藤亘, 武田徹, 田中真伸, 村石浩, 細川正男, 吉田龍生, 渡辺宝, 和田清人, 他オープンソースコンソーシアム(Open-It) 「高感度で到来方向がわかるサーベイメータの開発」 2015年秋季物理学会 (大阪市立大学, 2015年9月)

2.Ryo Wakamatsu, M Kagaya, R Enomoto, H Katagiri, Y Itoh, T Uchida, K Satoh, W Satoh, T Takeda, M Tanaka, H Muraishi, M Hosokawa, T Yoshida T Watanabe, K Wada and Open-It consortium, "Development of Compton scatter suvey meter capable of detecting arrival direction of gamma rays", Poster presentation of International Conference on 15th International Congress of Radiation Reseach (ICRR2015) (25-29 May 2015, Kyoto)

3.佐藤亘, 片桐秀明, 伊藤良和, 内田智久, 榎本良治, 加賀谷美佳, 佐藤一弘, 武田徹, 田中真伸, 村石浩, 細川正男, 吉田龍生, 若松諒, 渡辺宝, 和田清人, 他オープンソースコンソーシアム(Open-It)「無機シンチレータのエネルギー分解能の測定によるコンプトンカメラの角度分解能の評価」2015年秋季物理学会(大阪市立大学, 2015年9月)

4.Wataru Satoh, H. Katagiri, R. Enomoto, R. Hanafusa, M. Hosokawa, Y. Itoh, M. Kagaya, H. Muraishi, K. Satoh, T. Takeda, M. Tanaka, T. Uchida, K. Wada, R. Wakamatsu, T. Watanabe, T. Yoshida, Open-it consortium, "Evaluation of practical limit to angular resolution of a scintillator-based Compton gamma-ray camera by measurements of energy resolutions", Poster presentation of International Conference on 15th International Congress of Radiation Reseach (ICRR2015) (25-29 May 2015, Kyoto)

5.渡辺宝「コンプトンカメラ法を用いた高感度全方向ガンマ線イメージングモニターの開発」北里大学大学院修士課程学位論文審査会(北里大学、2015年2月)(優秀研究賞)

6.T. Watanabe, H. Muraishi, R. Enomoto, M. Kagaya, H. Katagiri, D. Kano, T. Nishio, K.Satoh, W. Satoh, T. Takeda, M. Tanaka, T. Uchida, K. Wada, R. Wakamatsu, T. Yoshida「Development of All Sky RI Imaging Monitor using Compton Camera Technique」The 15th Asia-Oceania Congress of Medical Physics(China, 2015年11月)

7.渡辺宝、伊東良和、内田智久、榎本良治、加賀谷美佳、片桐秀明、加納大輔、佐藤一弘、佐藤亘、武田徹、田中真伸、西尾禎治、花房龍治、村石浩、細川正男、吉田龍生、若松諒、和田清人「コンプトンカメラ法による All Sky RI イメージングモニターの開発」第110回日本医学物理学会学術大会(北海道大学、2015年9月)

8.渡辺宝、伊東良和、内田智久、榎本良治、加賀谷美佳、片桐秀明、佐藤一弘、佐藤亘、武田徹、田中真伸、中山浩平、西尾禎治、花房龍治、村石浩、細川正男、吉田龍生、若松諒、和田清人「コンプトンカメラ法による高感度360°パノラマRIイメージングモニタの開発」第34回日本医用画像工学会大会(石川県、2015年7月)

9.渡辺宝、伊東良和、内田智久、榎本良治、加賀谷美佳、片桐秀明、佐藤一弘、佐藤亘、高柳友仁、武田徹、田中真伸、中山浩平、花房龍治、松下明弘、村石浩、細川正男、柳田昭平、吉田龍生、若松諒、和田清人「CsI(Tl)結晶を用いた360度パノラマコンプトンカメラの開発」第109回日本医学物理学会学術大会(横浜、2015年4月)

10.M. Kagaya, H. Katagiri, R. Enomoto, R. Hanafusa, M. Hosokawa, Y. Itoh, H. Muraishi, K. Nakayama, K. Satoh, T. Takeda, M. M. Tanaka, T. Uchida, T. Watanabe, S. Yanagita, T. Yoshida, K. Umehara, Development of a low-cost-high-sensitivity Compton camera using CsI (Tl) scintillators (γI), NIM A, 2015, 804, pp. 25-32

11.加賀谷 美佳、若松 諒、榎本 良治、片桐 秀明、加納 大輔、西尾 禎治、伊東 良和、内田 智久、佐藤 一弘、佐藤 亘、武田 徹、田中 真伸、花房 龍治、細川 正男、村石 浩、吉田 龍生、渡辺 宝、和田 清人「ガンマ線の到来方向がわかるコンプトン型サーベイメータの開発」第110 回日本医学物理学会学術大会(北海道大学、2015年9月)(優秀研究賞)

12.加賀谷 美佳、伊東 良和、内田 智久、榎本 良治、片桐 秀明、佐藤 一弘、佐藤 亘、高柳 友仁、武田 徹、田中 真伸、花房 龍治、細川 正男、松下 明弘、村石 浩、吉田 龍生、若松 諒、渡辺 宝、和田 清人「CsI (Tl) 結晶を用いたコンプトンカメラ "ガンマアイ" の開発」第109 回日本医学物理学会学術大会(パシフィコ横浜、2015年4月)

 13. 2015 Doctor 茨城大学 加賀谷 美佳 Development of a Scintillator-Based Gamma-Ray Imaging Compton Camera γI 

14. 2016 Master 茨城大学 佐藤 亘 高線量場で使用可能な全方向ガンマ線イメージングコンプトンカメラの開発 
15. 2016 Master 茨城大学 若松 諒 最小カウンター数で全方向のガンマ線イメージングが可能な高感度コンプトンカメラの開発 
16. 2014 Master 茨城大学 中山 浩平 ガンマ線カメラγI(ガンマアイ)のプロトタイプの開発及び高角度分解能化の研究 
17. 2012 Master 茨城大学 梅原 克典 次世代TeVガンマ線天文台CTA用プリアンプの性能評価及びSiTCP を用いたガンマ線カメラ γ I(ガンマアイ) 用読み出しシステムの開発
18. 2012 Master 茨城大学 加賀谷 美佳 次世代超高エネルギーガンマ線天文台CTAの分割鏡の耐候性評価およびコンプトン型ガンマカメラγI(ガンマアイ)の基礎開発 
19.  2015 Master 北里大学 渡辺 宝 コンプトンカメラ法を用いた高感度全方向γ線イメージングモニターの開発
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