muon g-2/EDM実験用 Timing control board
概要
muon g-2/EDM実験で使用するクロックやトリガー信号を分配するためのボード開発を行う。SFPモジュールを搭載し、光通信を用いることでGPSと同期したクロックを複数のボードに分配する。また、加速器からの情報を用いてトリガー信号を生成し、クロックと同様に複数のボードへ分配する。AMANEQから技術提供あり。
メンバー
- 岡崎佑太, Okazaki Yuta(代表:京都大学・学生(D3)->KEK 素核研)
- 三部 勉, Mibo Tsutomu (KEK 素核研)
- 佐藤 優太郎, Sato Yutaro (新潟大学)
- 本多 良太郎, Honda Ryotaro (KEK 素核研)
- 庄子 正剛, Shoji Masayoshi (KEK 素核研)
機能・特徴
基板特徴
基板サイズ
- VME 6Uサイズ(サイズのみ。VMEバスは存在しない。)
- バックプレーンや電源がないVMEサブラックに挿入可能。
FPGA
- Artix-7 XC7A-200T-2FFG1156 (speed grade -2)
フラッシュメモリ
- S25FL128L
ジッタークリーナー
- Si5394A
データ通信
- 最大6.6 Gbpsまで通信可能なGTPトランシーバを1つSFP(+)モジュールに接続。
- SiTCPを実装可能。
クロック・トリガー信号分配
- Mikumariを使用することを想定し、20個のSFPモジュールに接続。
- 各SFPモジュールは1つの差動入出力ペア(FPGAのLVDS_25)につながっており、ICでCML-LVDS_25を変換している。
SMA I/O
- 4ペア分あり、LVDS_25もしくはLVCMOS25で使用可能。
電源
- DC +5V
公開予定リソース
図・写真等
関連リンク
J-PARC muon g-2/EDM experiment
発表論文リスト
- 計測システム研究会2022 (岡崎 佑太)
- 日本物理学会 2023年春季大会 (岡崎 佑太)