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CIRASAME (連続読み出しDAQ用のCITIROCベースMPPC読み出し回路)

概要
本回路には8x8のアレイ型MPPCを2つ取り付ける事ができ、これらMPPCの信号を4つCITIROCチップで増幅・整形する、CITIROCベースの128ch読み出し回路基板である。
また、回路基板は同実験のシンチレーションファイバー検出器へ直接取り付ける事を想定した構造をしている。
FPGA上に1ns精度の連続読み出しTDC (Str-LRTDC)を搭載し、トリガーレスでPCへデータ送信を行う。
通信インターフェースはSiTCPおよびSiTCP-XGである。
 

本回路はAMANEQに用いられている技術をベースにしています。

メンバー
  • 本多良太郎(代表:KEK素核研・准教授)
  • 白鳥昂太郎, Shirotori Kotaro (大阪大学・助教)
  • 庄子正剛, Shoji Masayoshi (KEK)
  • 池野正弘, Ikeno Masahiro (KEK)

 

機能・特徴
基板仕様
基板サイズ
  • 128㎜(横)x 210㎜(縦)
  • On-detector型の回路基板のため検出器の都合でサイズが決まっています
搭載可能MPPC
  • HPK S14826(ES1) x2 (現状特注品です)
  • コネクタ形状を変換する回路基板を通せば他のMPPCを読むこともできます
読み出しチャンネル数
  • 128
搭載ASIC
  • Weeroc/Omega CITIROC x4

MPPC bias supply

  • MAX1932 (40-70V, 255 steps)
FPGA
  • Kintex-7, XC7K-160T-2FFG676 (speed grade -2)
DDR3-SRRAM
  • 容量2Gb
  • 最大DDR3-1333で動作, バス幅16ビット
データ通信
  • SiTCPおよびSiTCP-XGで通信可能
マスタークロック受信
  • MIKUMARI link protocol
電源
  • DC 35V(それよりも低くても可)

 

FPGAファームウェア
 
公開予定リソース
 
回路図及び基板図面について開発メンバーへ問い合わせてください。
 
ハードウェア
CIRASAME (GN-2107-3)
本回路基板本体です
 
図・写真等

CIRASAMEの写真

MPPCは半田面側に取り付けます。

CIRASAME

 

関連リンク

 

発表論文リスト
  • CITIROCチップを用いたJ-PARC E50実験用MPPC読み出し回路,CIRASAMEの開発, 本多良太郎, 庄子正剛, 白鳥昂太郎, 池野正弘, 梶川俊介, Che-Sheng Lin, 他 J-PARC MARQ-E50コラボレーション, 日本物理学会

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