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AMC

メンバー
  • 阿部利徳(代表:東大理学部)
  • 王佳寅(東大理学部)
  • 藤森裕輝(東大理学部)
  • 吉越貴紀(ICRR 東大)
  • 遠山 健(ICRR 東大)
  • 田中真伸(IPNS KEK)
概要

AMC(Analog Memory Cell)は、実験素粒子物理学において、高速波形サンプリング(>1GHz)、高分解(>10bit)、の実現を目指して開発されたICです。AMCを使用することにより、光検出器などからくる高速の信号を、ノイズの中から高品位で抽出することが可能になります。現在、使用用途により超低消費電力型とトリガーレス型の二種類が開発されています。

機能・特徴

AMCはアナログ信号の入力に対してサンプリングスイッチとキャパシタが並列に構成され、スイッチがONからOFFになった瞬間にキャパシタが電圧値を記録する。図中上部のdelay素子がスイッチの制御部に挿入されていて、隣接するセルに一定の遅延を与える。これにより"(セル数)×(delay素子の遅延時間)"の電圧時間変化を記録することができる。電圧が記録された後、図中下部の制御ブロックで比較的低速で順次読出し、アナログ信号のデジタル変換を行う。このシステムの大きな特徴は低消費電力で駆動する点のほかに、高速信号を低速アナログデジタルコンバータで波形記録することができる点である。

リソース

回路図(アナログメモリ単体、WADC付き)、レイアウト図(NDA締結後)
光検出器用ネットワーク読み出しボード(回路図)
プレゼンテーション

図・写真等


AMC_test_board1.JPG

AMC_architecture.gif
1220_1.jpg

 

関連リンク
論文リスト
  1. 次世代大口径光検出器の開発
    阿部利徳, 相原博昭, 田中真伸, 河合克彦, 久嶋浩之, 須山本比呂
    高エネルギーニュース Volume28 Number3 pp157-163 (2009)
  2. Development of Large-Aperture Hybrid Avalanche Photo-Detector
    T. Abe, H. Aihara, M. Tanaka, Y. Kawai, H. Kyushima, M. Suyama
    in proceedings 2009 Nuclear Science Symposium and Medical Imaging Conference.
  3. R&D status of HAPD
    T.Abe, H. Aihara, M. Iwasaki, M. Tanaka, Y. Kawai, H. Kyushima, M.
    Suyama, M. Shiozawa
    in proceedings International Workshop on Photon-Detectors (PD09).
  4. R&D status of large aperture Hybrid Avalanche Photo-Detector,
    T.Abe, H. Aihara, M. Iwasaki, K. Kasimura, S. Mineo, T. Uchida, M.
    Tanaka, Y. Kawai, H. Kyushima, M. Suyama, M. Shiozawa
    in proceedings The 1st international conference on Technology and
    Instrumentation in Particle Physics (TIPP09).
  5. R&D status of readout system for a large photo cathode HAPD,
    T. Abe, H. Aihara, M. Iwasaki, H. Miyatake, T. Uchida, M. Tanaka, Y.
    Kawai, H. Kyushima, M. Suyama, Y. Higashi, T. Mizukami, S. Nakano,
    in proceedings 2007 Nuclear Science Symposium and Medical Imaging Conference.
  6. 大気チェレンコフ望遠鏡用高速サンプリングアナログメモリーセルの開発
    遠山健、修士論文 (東京大学大学院理学系研究科物理学専攻、2011年3月)
  7. 2010 Master 東京大学 遠山健 大気チェレンコフ望遠鏡用高速サンプリングアナログメモリーセルの開発
発表リスト
  1. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会2009年秋季大会  2010年9月 九州工業大学 福岡
  2. Development of Large-Aperture Hybrid Avalanche Photo-Detector,
    The 6th International Workshop on Applied Anti-Neutrino Physics (AAP2010)
    2010年8月, 東北大学, 宮城
  3. 超高感度光センサー用読み出しシステムの開発
    第99回日本医学物理学会学術大会  2010年4月 横浜 横浜
  4. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会第65回年次大会  2010年3月 岡山大学 岡山
  5. Development of Large-Aperture Hybrid Avalanche Photo-Detector,
    2009 IEEE Nuclear Science Symposium And Medical Imaging Conference
    (NSS MIC 2009)  2009年10月, Orland, Florida
  6. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会2009年秋季大会  2009年9月 甲南大学 神戸
  7. R&D status of HAPD,
    International Workshop on New Photon-Detectors (PD09)  2009年6月 信州大学 長野
  8. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会第64回年次大会  2009年3月 立教大学 東京
  9. R&D status of large aperture Hybrid Avalanche Photo Detector
    The 1st international conference on Technology and Instrumentation in
    Particle Physics (TIPP09)  2009年3月 つくば 茨城
  10. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会2008年秋季大会  2008年9月 山形大学 山形
  11. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会第63回年次大会  2008年3月 近畿大学 大阪
  12. Challenge to Realize Huge Underground Detector -Water Cherenkov
    Detector Case-,
    4th International Workshop on Nuclear and Particle Physics at J-PARC (NP08)
    2008年3月 水戸 茨城
  13. 大口径HAPDの開発,
    東京大学 素粒子物理国際研究センターシンポジウム  2008年2月 白馬 長野
  14. R&D Status of Readout System for a Large Photocathode HAPD,
    2007 IEEE Nuclear Science Symposium And Medical Imaging Conference
    (NSS MIC 2007)  2007年11月, Honolulu, Hawaii
  15. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会第62回年次大会  2007年9月 北海道大学 北海道
  16. 大口径HAPDの開発,
    日本物理学会2007年春季大会  2007年3月 首都大学東京 東京
  17. 大口径HAPDの開発,
    第2回 次世代光センサーに関するワークショップ  2006年12月, Hamamatsu
  18. The recent R&D status of a large photocathode HAPD,
    Joint Meeting Of Pacific Region Particle Physics Communities (DPF And JPS 2006)
    2006年11月, Honolulu, Hawaii
  19. 大気チェレンコフ望遠鏡用高速サンプリング ASIC アナログメモリーセルの開発(2)、遠山健、他
    日本物理学会 2010 年秋季大会 (2010年9月11-14日、九州工業大学)
  20. 大気チェレンコフ望遠鏡用高速サンプリング ASIC アナログメモリーセルの開発、遠山健、他
    日本物理学会第 65 回年次大会 (2010年3月20-23日、岡山大学)
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