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SVX4読み出しボード

メンバー

  • 矢島 和希(騎馬隊:大阪大学)
  • 東野 聡 (隠居:大阪大学)
  • 石島 直樹(隠居:大阪大学)
  • 花垣 和則(傍観者:大阪大学)
  • 内田 智久(軍師:IPNS, KEK)
  • 池野 正弘(参謀:IPNS, KEK)
概要

荷電粒子飛跡検出器用シリコンセンサー試験のための参照用飛跡検出器(テレスコープ検出器)の信号読み出しを SVX4というASICで行うのが最終目標。 SVX4からの信号をKEK測定器開発室SOIグループの開発による汎用読み出しボードSEABASで 読み出すべく、SVX4をマウントしSEABASと連結するためのボード(SVX4 BOARD)を開発する(図1)。 2013年3月の段階でSVX4 BOARD Version1 ~ 3の基板開発が完了。 2016年現在、SEABASに実装するファームウェアの開発完了。 加えて、読出しソフトウェアとオフライン解析用ソフトウェアの開発も行い、本テレスコープ検出器を用いた試験用システムとして提供中。


図1: SEABASを用いてサブボード(SVX4 BOARD)に搭載したSVX4の読み出しを行う

2013年3月現在、SVX4 BOARD Version1 ~ 3まで開発が進んでいる。各基板の概要を以下に示す。

  • SVX4 BOARD V1

SVX4チップを1つ搭載した基板。SEABASに直接接続する。開発したSoftware、Firmwareの動作確認のためのテストボード。

  • SVX4 BOARD V2

SVX4チップを2つ搭載した基板。基板上にはdriver/receiverを搭載しており、 ケーブルを用いてSEABASと接続することでSEABASから離れたところで読み出すテストと、 複数チップ読み出しのテストを実施できる。 SEABASを用いた読み出しのためには専用のDAUGHTER BOARDが必要。

  • SVX4 BOARD V3

SVX4 BOARD V2の回路を元に開発した、SVX4チップを4つ搭載&シリコンストリップセンサーを搭載したtelescope検出器のプロトタイプ。 V2同様、専用のDAUGHTER BOARDを用いてSEABASと接続して読み出す。

 

Software, Firmwareの機能・特徴
  • 4Layer テレスコープ検出器をSEABAS2基板1枚で読み出し可
  • 自動キャリブレーション機能
  • トリガレイテンシ、ゲイン、ノイズスキャン、etc.
  • Fine TDCを搭載することによって、タイミングによる電荷収集効率の変動を補正可能に
回路図・Software・Firmware (公開中)
図・写真等
  • SVX4 BOARD V3
  • SEABAS2用 daughter board
発表・論文
  • 東野聡、他ATLASシリコングループ、”ATLASアップグレード用シリコン検出器試験のためのテレスコープDAQ開発”、日本物理学会2012年秋季大会(2012年9月11日)
  • 東野聡、”ATLAS実験アップグレード用シリコン検出器試験のためのテレスコープ検出器開発”、修士論文、大阪大学(2013年)
  • 矢島和希、他ATLASシリコングループ、”ATLASアップグレード用シリコン検出器の性能評価のためのテレスコー プ検出器の開発”、日本物理学会第71回年次大会、22aDK-5、仙台、2016年3月
  • 矢島和希、”ATLAS実験アップグレード用シリコン検出器の試験システムの開発”、修士論文、大阪大学(2016年)
  • 2013 Master 大阪大学 東野聡 ”ATLAS実験アップグレード用シリコン検出器試験のためのテレスコープ検出器開発”
  • 2016 Master 大阪大学 矢島和希 ”ATLAS実験アップグレード用シリコン検出器の試験システムの開発”
関連リンク
  • 議論の場(プロジェクトメンバーのみアクセス可)

 

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